Carbon Capture, Utilization and Storage (CCS/CCUS)
二酸化炭素の回収・貯留及び有効活用(CCS/CCUS)
CCS/CCUSの実現を支援するソフトウェアテクノロジーとコンサルティングサービスを提供しています。
Symmetry(旧VMGSim)は、1999年にプロセスシミュレータの歴史を紡いだエンジニア達がカナダ・カルガリーに集結し、熱力学的に健全なシミュレータの構築を目指し開発されたプロセスシミュレータです。
Symmetryは、化学物質25,000成分のデータベースと多彩なパッケージにより、製油所、化学プロセスのモデリングから、燃料電池などの熱エネルギーシステムに至るまで精度の高いモデリングが可能です。物性、反応などの厳密なモデリング機能に、チューニング機能に代表される拡張機能を組み合わせることで、総合エンジニアリングツールとして進化を続けています。
2018年にシュルンベルジェ傘下に入ってからは、シュルンベルジェの業界スタンダードソフトウェアである管内流体シミュレーションソフトウェアOLGA、PIPESIMと連携、またOLI Systems社、MySep社とパートナーシップを結び、さらなる統合的なモデリングが可能となりました。
化石燃料に代わる代替エネルギーとして、バイオマス、グリーンアンモニア、太陽光、地熱など、再生可能エネルギーの利用技術の開発が進められています。
Symmetryは熱プロセスに適用可能な単位操作を装備し、また様々な物性計算機能を有しており熱プロセスの解析に適したツールで水素、アンモニア、二酸化炭素の高精度の物性推算法を提供します。
PIONA分子種モデリング技術により、軽質から重質油まで高精度の物性推算、反応解析が可能です。
製油所全体モデルに、データサイエンスの手法(状態空間モデル)を適用すれば、生産管理のための最適化モデルの構築も可能です。
天然ガスの井戸元から、Gas Processing、都市ガスの出荷ラインまで、高精度のプロセスモデリングを提供します。
ボイラー、ガスタービンなどのモデルを組み合わせることで、工場全体のエネルギー管理モデル(TSEM)の構築が可能です。またプロセスモデルと統合すれば、生産管理と合わせた総合的な運転最適化検討が可能です。
石油・ガス業界での流動健全性 (Flow Assurance) 評価ソフトウェアの業界スタンダードであるOLGAおよびPIPESIMと接続することが可能です。その際、追加のライセンスやプログラムは不要です。Symmetryで計算した物性テーブルをOLGAおよびPIPESIMに入力することも可能です。