傾斜掘削・LWDサービス | Schlumberger Japan

Directional Drilling and LWD Services

傾斜掘削技術とLWD (Logging While Drilling) サービス

傾斜掘削技術とLWD (Logging While Drilling) サービスを使った高効率の坑井掘削は、作業時間の短縮、坑跡の最適化、産出量の増加をもたらすことで、従来の資源開発に新たな価値を提供します。

Two drilling technicians in the doghouse of a rig during daylight operations
MWDサービス
MWD (Measurement While Drilling) ツールの主な役割は、坑芯の傾斜方位測定とMWDなどの坑内機器からの情報を地上へ送信することです。MWDによる傾斜方位測定を用いることで、傾斜方位測定に要する時間を短縮しながら、計画坑跡に沿って目標までより正確に掘進することが可能となりました。

また、リアルタイムで得られる坑内機器の情報は、時として迅速かつ適切な判断が求められる掘削現場において、生産性の高い坑井を安全に掘削するために重要な情報となります。
LWDサービス
LWD (Logging While Drilling) ツールは、掘進中に各種物理検層を実施します。そのリアルタイムデータを利用することで、タイムリーで合理的な判断を行い、時間と費用の削減を可能にします。

また、ツール内に記録された高密度データを利用することで、高傾斜などワイヤーライン検層での困難が予想される坑井や経時的な泥水浸透の影響を排除したい場合に有益なデータの取得を可能にします
傾斜掘削サービス
傾斜掘削は、目標となる地層に直上の地表からアプローチできない場合だけに限らず、坑跡をコントロールすることで、掘削時のリスク低減や掘削時間や費用の削減などを実現することが可能です。

傾斜掘削サービスでは、MWDから得られる傾斜方位測定を利用して、計画に沿った坑跡を効率よく掘削します。
掘削の最適化
掘削の最適化は、掘削時間や費用を削減するだけでなく、坑井の品質や安定性を高め、掘削作業上起こりうるリスクを低減することで、掘削から生産に至るまでのプロセスを総合的に改善します。

MWD (Measurement While Drilling) サービス

MWD (Measurement While Drilling) ツールの主な役割は、坑芯の傾斜方位測定とMWDなどの坑内機器からの情報を地上へ送信することです。MWDによる傾斜方位測定を用いることで、傾斜方位測定に要する時間を短縮しながら、計画坑跡に沿って目標までより正確に掘進することが可能となりました。また、リアルタイムで得られる坑内機器の情報は、時として迅速かつ適切な判断が求められる掘削現場において、生産性の高い坑井を安全に掘削するために重要な情報となります。

 ツール名 概要 測定種目
TeleScope 大容量LWDデータ転送を可能にする高速通信 傾斜方位測定・ガンマ検層・坑内ビット荷重&トルク・アニュラス圧力・温度測定
SlimPulse
ワイヤーライン回収可能で幅広い流量に対応
傾斜方位測定・ガンマ検層
XEM
掘削流体の制限を受けない電磁波式MWD
傾斜方位測定・ガンマ検層・ストリング内/アニュラスの圧力測定
ImPulse
比抵抗LWDを統合したスリムホール用MWD
傾斜方位測定・ガンマ検層・比抵抗(インダクション)検層
GyroPulse
ジャイロによる傾斜方位測定 傾斜方位測定(地磁気)・傾斜方位測定(ジャイロ)

LWD (Logging While Drilling) サービス

LWD (Logging While Drilling) ツールは、掘進中に各種物理検層を実施します。そのリアルタイムデータを利用することで、タイムリーで合理的な判断を行い、時間と費用の削減を可能にします。また、ツール内に記録された高密度データを利用することで、高傾斜などワイヤーライン検層での困難が予想される坑井や経時的な泥水浸透の影響を排除したい場合に有益なデータの取得を可能にします。

ツール名  概要 測定種目
GeoSphere
坑井から30m離れた貯留層の層理と流体間境界を可視化
大深部比抵抗マッピング
SpectraSphere
坑内で地層圧測定・坑底試料採取・流体分析を実現
地層圧測定・坑底試料採取・in-situ流体分析 
EcoScope 多様なLWD種目を1つのLWDツールで実現
比抵抗(インダクション)検層・中性子(孔隙率・TDT・元素分析)検層・指向性ガンマ検層・指向性密度検層・超音波キャリパー検層・アニュラス圧力・温度測定
NeoScope
従来の放射線源なしに放射能検層を実現
比抵抗(インダクション)検層・中性子(孔隙率・TDT・元素分析)検層・指向性ガンマ検層・中性子-ガンマ線密度検層・超音波キャリパー検層・アニュラス圧力・温度測定
arcVISION
幅広い坑径に対応した比抵抗検層ツール
比抵抗(インダクション)検層・ガンマ検層・アニュラス圧力・温度測定(ECD・ESD)
geoVISION ビット直上でのイメージ検層で坑跡修正を容易に
比抵抗(ラテロ)検層・ガンマ検層・坑井イメージ(ガンマ・比抵抗) 
MicroScope HD
より高精細な比抵抗イメージ検層を実現
<
比抵抗(ラテロ)検層・ガンマ検層・坑井イメージ(ガンマ・比抵抗(高分解能)) 
PeriScope 最大7m離れた地層境界のマッピングが可能に
指向性比抵抗(インダクション)検層・指向性ガンマ検層・アニュラス圧力・温度測定
adnVISION
ワイヤーラインで回収可能な放射線源を用いた放射能検層
中性子検層・指向性密度検層・超音波キャリパー検層
proVISION
地質に依存しない孔隙率と浸透率を核磁気共鳴により検層
核磁気共鳴検層
sonicVISION
リアルタイムでSTC投影図の取得が可能
音波検層(Monopole音源)
SonicScope
複数の発振特性を持つ音源でいかなる地層の物性を評価
音波検層(MonopoleとQuadrupoleのデュアル音源)
StethoScope
リアルタイム地層圧測定により異常圧層での判断を容易に
地層圧測定・アニュラス圧力・温度測定
seismicVISION
地震探査データを利用した坑跡の最適化
垂直地震波探査 (VSP)

傾斜掘削サービス

傾斜掘削は、目標となる地層に直上の地表からアプローチできない場合だけに限らず、坑跡をコントロールすることで、掘削時のリスク低減や掘削時間や費用の削減などを実現することが可能です。傾斜掘削サービスでは、MWDから得られる傾斜方位測定を利用して、計画に沿った坑跡を効率よく掘削いたします。

ツール名 概要
PowerPak  信頼性の高いダウンホールモーター
Neyfor  高温高圧環境における傾斜掘削を実現
Slider  スライド掘削を自動的に最適化する地上システム
PowerDrive X6  非回転部のないロータリー掘削により抑留リスクを低減
PowerDrive Xceed
 軟弱な地層でも坑跡コントロールを容易に

掘削の最適化

掘削の最適化は、掘削時間や費用を削減するだけでなく、坑井の品質や安定性を高め、掘削作業上起こりうるリスクを低減することで、掘削から生産に至るまでのプロセスを総合的に改善します。

ツール名 概要
VPWD 温度・圧力情報を通して坑内状況を監視
ストリング内圧力測定、アニュラス圧力・温度測定(ECD・ESD)
OptiDrill BHA挙動検出や圧力測定などを基に掘削効率を最大化
坑内ビット荷重&トルク、曲げモーメント、振動、回転数、ストリング内/アニュラス圧力・温度測定
Remote Operation 経験豊富なエンジニアによる遠隔作業
PERFORM Toolkit リアルタイムと掘削後の最適化分析を支援
InterACT
遠隔地からリアルタイムで掘削・検層データを確認可能に